映像を作るときに使用するアプリケーションAdobe After Effectsについて、お話しします。
DIRECTOR
L.S
Adobe After Effects Proは、Premiereと基本的に似ています。ただ、Adobeソフトの画像系のアプリケーションとは使い方が違います。 今回はAfter Effectsを使った動画編集の流れについて、詳しく説明していきます。
前回、ご紹介したvol.10 動画の作り方 Adobe Premiere 編もぜひチェックしてみて下さい。
After Effectsを起動することで既に新規プロジェクトが作られた状態です。 メニューの「ファイル」→「新規」→「新規プロジェクト」を選択し、新たなプロジェクト画面を 作成します。 ※ちなみに複数のプロジェクトを同時に開くことはできません。
プロジェクト作成の次は「コンポジション」を作成します。 メニューの「コンポジション」→「新規コンポジション」を選択します。
またはプロジェクトパネル下部にある「新規コンポジションを作成」からでも作成できます。
ダイアログが出てきます。目的に合わせて設定します。 ここでの設定はあとでも変更することができます。 プロジェクトパネルに「コンポジション」が作成されます。
メニューの「ファイル」→「読み込み」で素材ファイルを選択します。 もしくは、読み込む素材のウィンドウから直接ドラッグ&ドロップして読み込み、 ワークスペースのプロジェクトパネルをダブルクリックすると、ダイアログが出てきます。 そこからファイル選択もできます。 プロジェクトパネルに、読み込んだファイル名が表示されれば読み込み完了になります。
<素材を読み込む際の読み込み種類>
ファイルを読み込む際のファイル読み込みの種類には「フッテージ※1※1フッテージとは、撮影済みの編集されていない「素材」としての映像のこと。」と「コンポジション」があります。違いとしては「フッテージ」は指定したファイルを一枚の画像として読み込み、 「コンポジション」はファイルのレイヤーを保持して読み込むことです。
※1 フッテージとは、撮影済みの編集されていない「素材」としての映像のこと。
タイムラインパネルのレイヤーから「トランスフォーム」を開きます。
<縦に移動するアニメーションを作る>
この素材を上から下に移動するアニメーションを作成します。
動画形式に書き出したいコンポジションを選択します。 「ファイル」メニューの「書き出し」の中から、目的にあったファイルの種類を選んでください。 書き出しには時間がかかります。 ですので、複数編集して書き出さなければいけない場合、編集をしたあとレンダーキューに 追加しておき、夜間レンダリング※2※2レンダリングとは、「動画再生ソフトで読み込めるように書き出す」作業のこと。を行うことも出来ます。
「レンダーキューに追加」すると「レンダーキュー」にレンダリング情報が追加されます。 ファイルの種類などを変更したい場合は、「出力モジュール」で変更できます。 また複数書き出しを一度に行ないたい場合は、上記の方法を繰り返し、 レンダーキューに追加していきます。 「レンダリング」ボタンを押すとレンダーキューに登録されたコンポジションが上から順番に、 レンダリングされていきます。
※2 レンダリングとは、「動画再生ソフトで読み込めるように書き出す」作業のこと。
After Effectsでの動画の作り方をご紹介しました。 ここに書いたのは本当にほんの一部です。 数えきれないくらいできることは無限にあるので、使いこなしていきたいですね。
今日もあなたに気づきと発見がありますように
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