本日はグラフィックデザイナーの視点からロゴについてお話します。
DESIGNER
Y.T.
私たちが日々取り組んでいるブランディングの仕事はロゴマーク、シンボルマークを定義したり、ビジュアルとしてつくることが多いです。
ブランドアイデンディティ※1※1ブランドアイデンディティとは、「顧客にどうイメージしてほしいか」を明確にして、そのイメージを抱いてもらうために言語化し、働きかけること。これからの時代で企業が生き残り存続していく上で重要視されている。には欠かせないロゴマーク。
一見簡単そうなグラフィックデザインのように見えるロゴでも、企業や、商品サービスのブランド メッセージを視覚表現で集約しなければならないので、ブランドへの知識、理解が不可欠な作業です。 生活者の記憶に残る鮮明なアイデンティティを創造するには、ロゴマークをデザイン要素として 活用し、様々なアプリケーションへ適応していくことが必要です。
今回はそのロゴを作成する際に役立つポイントを3つご紹介します。
※1 ブランドアイデンディティとは、「顧客にどうイメージしてほしいか」を明確にして、そのイメージを抱いてもらうために言語化し、働きかけること。これからの時代で企業が生き残り存続していく上で重要視されている。
大辞林には『企業やブランドのイメージを印象づけるように、ロゴタイプやマークを組み合わせて図案化したもの』と載っています。
ロゴはブランドを絵で表現したもので、ブランドの印象をかたちづくるものです。
ブランドは、ロゴを含め生活者とのコミニュケーションの接点で築きあげていくものです。
まずは、色のことは考えずにロゴを作成していきましょう。ロゴが使われる場面によっては、色制限などでモノクロが使われる場合もあります。
配色がカラーだとしても、白から黒の制限されたモノクロでもそれがブランドとして同一であること、つまりアイデンティティを保持しなければいけません。
インパクトを与えるロゴにするために、まずは瞬時にロゴとして認識してもらえるように意識して作成しましょう。多くのロゴは全体の形を円や四角形にしています。
また構造では、心地よさや記憶に残ることを意識していきましょう。
印象的なロゴはシンメトリーかパターンで動きをつけているものです。
良いと感じたロゴがどういうルールでつくられているか、以上の視点を参考に研究するのもいいと思います。
ワードマークは、言葉を使って表現したロゴです。
文字を使うことでビジュアル的なロゴよりもわかりやすく単刀直入に伝えることができます。
ですが文字を使ったロゴを作成するのは最後にするか、状況に応じて考えたほうがいいです。
競合がワードマークであるならば、区別する意味で私たちはワードマークを使用しない方がいいと考えます。
ロゴの作り方のコツはいかがでしたでしょうか。
最後にロゴについてもうひとつ。
ロゴはブランドストーリー※2※2ブランドストーリーとは、商品が生まれた背景、そのブランド独自の特徴、お客様のメリットなどの情報を提供すること。お客様から「共感」を得て、商品やサービスのファンになってもらうことをゴールに、ストーリーを作っていくことをさす。の初まりを語るものです。 いかに魅力のあるブランドなのかをぜひロゴで語ってください。
より良いロゴ作成にこの記事が少しでもお役に立てればうれしいです。
※2 ブランドストーリーとは、商品が生まれた背景、そのブランド独自の特徴、お客様のメリットなどの情報を提供すること。お客様から「共感」を得て、商品やサービスのファンになってもらうことをゴールに、ストーリーを作っていくことをさす。
今日もあなたに気づきと発見がありますように
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